劇場版『名探偵コナン』第1作目「時計じかけの摩天楼」の解説記事です。
コナン映画1作目の「時計じかけの摩天楼」のあらすじや見所について解説します。
見たことがある人も、どんなストーリーだったか思い出せない場合にご利用ください。
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コナンの劇場版まとめは以下の記事で↓
関連記事:「名探偵コナン」映画の歴代作品一覧まとめ【お勧めも解説】
以下ネタバレがありますのでご注意下さい。
劇場版「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」を解説
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
✔公開日:1997年4月19日
✔上映時間:95分
✔興行収入:11億円
✔キャッチコピー:「真実はいつもひとつ!」
✔ゲスト声優:2丁拳銃(お笑いコンビ)
よく「時計仕掛け」と間違えられますが、「時計じかけ」が正解です。
★劇場版『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』のあらすじを解説
『時計じかけの摩天楼』のあらすじについて解説します。
今作はアニメ放送後間もないこともあり、服部や灰原の登場もありません。
※アニメ第1話は1996年1月開始
普段の事件の延長のような感じですが、割と序盤からしっかりと伏線を張ってくるので見逃せない展開が多いです。
あらすじ①:蘭と映画の約束と森谷帝二からの招待状
✔蘭は米花シティービルで新一と映画の約束
✔森谷帝二から新一宛の招待状
1:黒川邸で起きた殺人事件を解決後、「森谷帝二(もりやていじ)」という建築家からパーティの招待状が新一宛に届く。
2:コナンは新一の声で「自分の代理としてコナンと一緒にパーティに参加してくれ」と蘭に頼む
3:条件として蘭は「新一の誕生日前日に、米花シティービルでやっているオールナイトの映画に付き合って欲しい」と頼み、コナンは承諾してします。
4:森谷邸でのパーティに参加するコナン、小五郎、蘭の3人。
5:森谷帝二はシンメトリー(左右対称)に強いこだわりを持つ建築家で、自らの屋敷や庭も左右対称になっている。
6:先日の黒川邸や、蘭と映画の約束をした米花シティービルも彼の設計によるもので、自らの名前も左右対称になるよう改名するほどのこだわりぶりとのこと。
7:そして約束の映画の日、蘭が出かけた後、阿笠博士の家にいよいよどうするか相談に行くコナン
あらすじ②:謎の電話と爆弾捜索
✔盗まれたプラスチック爆薬
✔謎の人物からの爆破予告
8:阿笠博士の家にてコナンは、「プラスチック爆薬」が盗まれ先日の黒川邸他いくつかの屋敷が放火されたというニュースを知る
9:その時突如鳴り響く電話。新一を名指ししたためコナンは新一の声で応答するが、相手も声を変えており正体は不明。
10:「公園に爆弾を仕掛けたから来ないと大惨事になる」と言われる。
11:公園で探偵団が飛ばしていたラジコンに爆弾が積まれており、コナンはどうにか空中で爆破させて危険を回避する
12:すぐに犯人からの電話で次の爆弾の情報を教えられる。
13:こちらもどうにか人気のない場所で爆破することに成功するが、コナンは負傷。病院へ搬送される。
あらすじ③:犯人の推理と新たな爆弾
✔西多摩ニュータウン関連人物からの新一を恨んでいる人物とは
✔列車爆破を回避するヒントは「××の×」
14:病院で小五郎や探偵団。コナンや探偵団への事情聴取に目暮警部や白鳥刑事が合流する。
15:自分を恨んでいる相手から犯人を推理するコナン
16:以前西多摩ニュータウン計画を進めていた岡本市長がひき逃げ事件により逮捕されたことを思い出す
17:それは新一が解決した事件で最も大きく取り上げられたものだった
18:新たに犯人からの電話がかかってくる
19:「東都鉄道環状線に5つの爆弾を設置した。日の入りか、時速60km未満での走行で爆発する」と言われる
20:また犯人からのヒントで「××の×」(に爆弾がある)と教えられる
21:警察と鉄道会社は連携し、「座席の下」や「網棚の上」など環状線を走る列車内を捜索するも爆弾は見つからない
22:コナンは爆破条件から、「列車内ではなく『線路の間』に仕掛けられている」と推理し、新一の声で目暮警部に指示する
23:走行列車を環状線の線路から別路線へ退避し、爆弾は全て発見される
以下結末をネタバレしています
あらすじ④:犯人の正体と最後の爆弾
✔爆弾犯は森谷帝二
✔新一への復讐のため蘭がいる米花シティービルを爆破
24:火事に合った黒川邸や、爆弾の仕掛けられていた線路上の橋は森谷帝二が若いころに設計したものだと気づき、彼に疑いを向けるコナン。
25:森谷の屋敷を訪れるコナン達。途中小五郎が白鳥が犯人だと指摘するも当然間違い
26:コナンの推理により「犯人は森谷帝二」だと判明する
27:動機として、シンメトリーにこだわる森谷は、「若い頃に設計し、完全なシンメトリーでなかった黒川邸や環状線の橋などの建造物の存在が許せなかった」
28:そして、「シンメトリーとして完成するはずだった西多摩ニュータウンの計画を頓挫させた原因である工藤新一への復讐」が目的
29:その場で逮捕される森谷だが、まだ一つだけ爆弾が残っていた。
30:それは米花シティービル。先日の森谷邸でのパーティの際、蘭から新一がそこに来ると聞いていた森谷はそのビルも爆破する
31:爆破に巻き込まれ、ビル内に取り残される蘭。
32:コナンは爆弾の設計図を手に米花シティービルへと向かう
あらすじ⑤:蘭による爆弾解体。ラッキーカラーは赤
✔蘭とコナンの爆弾解体
✔最後に残る導線は赤と青。ラッキーカラーは赤
✔蘭が切った導線とその理由は
33:蘭の近くまでは行けたものの合流が出来ないコナン。
34:蘭に携帯をかけ、新一の声で爆弾解体を指示する。
35:ソーイングセットで指示通りに解体していく蘭。最後のコードを切って完了と思った時トラブルが発生
36:設計図に記載されていないコード「赤と青」が残っていた
37:爆破まで3分を切り、コナンもお手上げ。「好きな方を選べ。死ぬときは一緒だ」と言う。
38:その時蘭は「新一のラッキーカラーは赤」だったということを思い出す。
39:最後のコードを切る蘭
40:ビルは爆発しなかった。ビルの外で見ていた森谷は驚く。
41:実は「新一のラッキーカラーは赤」だと聞いていた森谷は、蘭が赤を切ると予測しており罠を仕掛けた。
42:つまり赤を切れば爆発していたが、蘭が切ったのは青だった。
43:救出された蘭に、コナンが「何故青を切ったの?」と問いかける
44:蘭は「新一との赤い糸は切りたくなかった」と応えて終了
★『時計じかけの摩天楼』の見所を簡単解説
『時計じかけの摩天楼』の主な見所は以下の3つです
✔伏線ばら撒きからの丁寧な回収
✔開始数分で犯人が分かる
✔蘭がちゃんとヒロインしている
見所①:伏線ばら撒きからの丁寧な回収
コナン映画のお家芸である「爆破シーン」は第一作目からスタートしました。
但し映像の迫力としては近年の作品程ではなく、人間離れしたアクションシーンなんかもまだ無いです。
話の展開もシンプルで、終始爆弾探しを通じた犯人との対決です。
とは言え、序盤からきっちり伏線を貼っていき、最後まできちんと回収してくれるので非常に安定感があります。
ちなみにコナン本編のレギュラーキャラ「白鳥警部」はこの時警部補で、本作が初登場です。
※今よりかなり怪しいキャラで一応容疑者枠です
見所②:開始数分で犯人が分かる
犯人の名前はシャーロック=ホームズの宿敵ジェームズ=モリアーティから取られています。
また結構な悪役顔なうえ他に候補もいないので、ぶっちゃけ出てきた瞬間「こいつ犯人やな」と分かります。
動機もなかなかに狂気じみているので悪役としては申し分ないですが、逮捕時は大した抵抗もなくあっさりです。
※一応爆弾とかチラつかせてますが、すぐ失敗します笑
見所③:蘭がちゃんとヒロインしている
蘭がしっかりヒロインやっています。
割と毎年ピンチにはなってますが、近年は作品ごとにメインキャラが交代制なので、出番が少なめな年もあります。
特に「新一のラッキーカラーは赤」からの「何故赤を切らなかったのか?」という問いに対する小粋な切り返しにはヒロインの風格を感じます。
是非このシーンは映像で見て下さい。
『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』は今見ても十分面白い
本作はコナンの映画第一作目ながら作品としての完成度も高く、いまだに根強い人気があります。
登場キャラも絞られているので展開も丁寧で、蘭もきっちりヒロインやってます。
映像はやはり今見ると少し古さを感じるかもですが、話としては今見ても十分楽しめるのでおすすめです。
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